<特長>
● 2時間以内にビオチン標識体が調製できる。
● NH2-Reactive Biotinと混ぜるだけで、安定な共有結合を形成する。
● Filtration Tubeを用いた分離操作により高い回収率で標識体が得られる。
● 付属の保存溶液でビオチン標識体の長期保存ができる。
<キット内容> 3 サンプル標識用
NH2-Reactive Biotin 3本
Reaction Buffer 0.5 ml x 1本
WS Buffer 4 ml x 1本
Filtration Tube 3本
Biotin Labeling Kit-NH2は、アミノ基を有するタンパク質(抗 体)にビオチンを標識するためのキットです。キット付属のNH 2- Reactive Biotinは、その構造内に活性エステル基を有しているため、アミノ基を有する標的分子と混合するだけで安定な共有結合 を形成します。イムノグロブリンG(IgG)にビオチンを標識する 場合、付属のFiltration Tubeを用いて簡単にサンプルの前処理を行うことができます。標識反応を阻害するような低分子化合物(ト リスなど)は前処理によって除去され、かつ未反応のNH 2-Reactive Biotinは反応後のFiltration Tubeを用いた精製操作により除去されるため、透析やゲルろ過などの処理を行う必要がなく、高 純度の標識体を高い回収率で得ることができます。
1回の標識操作に必要なタンパク量は 50〜200 μgと少量であり、小社ビオチンラベル化キット「Biotinylation Kit(Sulfo-OSu)*」と比較して、より少量の標識体を調製するのに最適です。
本キットには標識に必要なすべての試薬と作製したビオチン標 識体を保存するための溶液が含まれています。
* Biotinylation Kit(Sulfo-OSu)では、1回の標識操作で1〜5
mgのタンパク質(抗体)のラベル化と精製が可能です。
品名 | 容量 | 本体価格(¥) | メーカーコード |
Biotin Labeling Kit-NH2 | 3 samples | 12,000 | LK03 |
Biotinylation Kit (Sulfo-OSu)
水溶性の活性エステルタイプのビオチン化試薬 :Biotin-(AC5)2 Sulfo-OSuを用いた、タンパク質の遊離のアミノ基をビオチンラ ベル化するキットです。ラベル化用のNaHCO3 緩衝液用粉末、ゲルろ過用カラムおよびカラム溶離用PBS 錠剤を付属しており、ラベル化したタンパクを精製できます。 1ショットタイプ(10 mg×4 本)なので、それぞれ異なった4種類のタンパクのラベル化 が可能です。Biotin-(AC5)2 Sulfo-OSuの添加量を変えることで、ラベル化率のコントロールが可能です。
<キット内容>
・Biotin-(AC5)2 Sulfo-OSu 10 mg×4 本
・NaHCO3緩衝液用粉末 4 本
・PBS錠剤 4 錠
・ゲルろ過用カラム 4 本
・サンプルチューブ 8 本
品名 | 容量 | 本体価格(¥) | メーカーコード |
Biotinylation Kit (Sulfo-OSu) | set | 35,800 | BK01 |