Ｃ14Ｈ6Ｎ2Ｏ8・Ｈ2Ｏ=348.22
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化学名 4,5-Dihydro-4,5-dioxo-1H-pyrrolo[2,3-f]quinoline-2,7,9-tricarboxylic acid, monohydrate
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Ｃ14Ｈ6Ｎ2Ｏ8・Ｈ2Ｏ=348.22 |
＜特長＞
･ レスポンスが早く溶存酸素に影響されない脱水素酵素、酸化酵素の補酵素
･ 生理活性を有するラジカルスカベンジャー
･ 半世紀ぶりに見いだされた新種のビタミン
ＰＱＱは、グルコース脱水素酵素（ＧＤＨ）の活性中心となっているため、糖尿病のスクリーニングにおいて注目されています。これまではグルコースセンサーとしては酵素の扱いやすさの面からグルコースオキシダーゼ(ＧＯＤ)が広く用いられてきましたが、ＰＱＱを補酵素とするＧＤＨはＧＯＤに比べレスポンスが早く、溶存酸素に影響されないこと5)が明らかとなり、実用化へ向けた研究が進められています6)。
また、ラジカルスカベンジャーとしての生理活性を有していること7)や、金基板に固定化し電子伝達のメディエーターとする電極も報告されたり8)、半世紀ぶりに見いだされた新種ビタミンとして新聞等で取り上げられるなど、その利用はますます広がり、今後の研究が期待されます。
参考文献
1) J. G. Hauge, J. Biol. Chem.,239, 3630 (1964).
2) J. A. Duine, J. Frank Jzn, J. K. van Zeeland, FEBS Lett., 108, 443 (1979).
3) J. A. Duine, J. Frank Jzn, P. E. J. Verxiel, Eur. J. Chem., 108, 187 (1980).
4) K. Kano. K. Mori, B. Uno, T. Kubota, T. Ikeda, M. Senda, Bioelectrochem. Bioenerg., 23, 227 (1990).
5) E. J. D'Costa, I. J. Higgins, A. P. F. Turner, Biosensors, 2, 71 (1986).
6) K. Sode, S. Nakasono, M. Tanaka, T. Matsunaga, Bioelectrochem. Bioenerg., 42, 251 (1993).
7) P. M. Gallop, M. A. Paz, R. Fluckiger, E. Henson, Connect. Tissue Res., 29, 153 (1993).
8) E. Katz, V. Heleg-Shabtai, A. Bardea, I. Willner, H. K. Rau, W. Haehnel, Biosens. Bioelectron., 13, 741 (1998).
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