【特長】
実験室内の秤量時などの飛散による汚染を防ぎ、使いやすくするために、これらの試薬を溶液化しました。生細胞染色用試薬としてよく使われているCalcein-AMも溶液化することにより、さらに使いやすくなりました。
-Cellstain-PI(propidium iodide)はDNAにインタカレートする蛍光試薬ですが、生細胞の膜を通過することができないために、死細胞や固定細胞の核の染色に用いられています。二本鎖構造のRNAにも結合するのでRNaseでRNAを除去することが望まれます。赤色の蛍光を発するので、FITC標識した抗体やCalcein-AMとで二重染色をすることが可能です。
-Cellstain-EB(Ethidium bromide)も-Cellstain-PIと同様、DNAにインタカレートする蛍光試薬であり、死細胞染色剤としても使用されます。
-Cellstain-AO(Acridine orange)は二本鎖DNAと一本鎖DNAおよびRNAとで蛍光波長が異なり、二本鎖DNAは緑色の蛍光に、一本鎖DNAおよびRNAは赤色の蛍光を発します。よってDNAとRNAを染め分けることができます。
-Cellstain-Calcein-AMは細胞内のエステラーゼによってAM(アセトキシメチル)基が切断されます。その結果、無色のCalcein-AMが緑色の蛍光をもつCalceinに変わります。また、Calcein-AMは膜透過性を示しますが、Calceinは膜不透過性化合物ですので、発色後の色素漏出も少ない。エステラーゼ活性が生細胞由来であることより、生細胞染色色素として使用されます。
PI, EB, AOは変異原性がありますので、取り扱いには十分にご注意下さい。
コード番号 | 品名 | 容量 | 価格(\) |
---|---|---|---|
348-07891 | -Cellstatin- EB solution | 1ml | 3,800 |
341-07891 | -Cellstatin- PI solution | 1ml | 3,800 |
348-07911 | -Cellstatin- AO solution | 1ml | 3,800 |
341-07901 | -Cellstatin- Calcein AM solution | 1ml | 13,000 |