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分子生物学電気泳動用アガロース

Agarose 900
Agarose 1500
Agarose LM200

 アガロースゲル電気泳動は、遺伝子操作などの解析には必要不可欠な方法であり、ゲルの支持体であるアガロースは実験内容によって使い分けが必要です。そこで、弊社では実験目的に適したアガロースを使用するために、3種の分子生物学用アガロースを発売します。

Agarose 800
 10kb以下のDNAの分析に最も汎用されているアガロースである。1%のアガロースで1〜6kbのDNAを分析できると言われています。

Agarose 1500
 現在、アガロースゲルが通常の方法で分析し得る範囲はアガロースのポアサイズから考えて20kbまでである言われているが、10数kbのDNAについてもゲル強度の小さいアガロースゲルを用いると検出前にゲルが崩れてしまう危険性があります。Agarose 1500はゲル強度が1500 g/cm2であるために、低濃度のゲルでも崩れにくいアガロースです。

Agarose LM200
 現在、電気泳動をかけた後、その分離したDNAを次の実験に使おうとする場合、目的DNAを回収するということが必要になります。方法としては、低融点アガロースを用いる方法、DEAEペーパーなどのイオン交換体を用いて電気泳動的に回収する方法、透析膜の中で電気泳動的に回収する方法などがあり、その中でも低融点アガロースを用いる方法が最も操作性が良く、短時間で回収することができます。
 Agarose LM200は融点が67℃以下(通常のアガロースは80℃以上)と低く、電気泳動分離後のDNA断片の抽出に適しています。

 紹介した3種のアガロースはDNase, RNaseが検出されず、核酸(DNA, RNA)の分析及び分離回収に安心して使用できます。

参考文献
J. Sambook, E. F. Fritsch, T. Maniatis, “Molecular Cloning-A Laboratory Mannual, 2nd. Ed.” (1989), Cold Spring Harbor Laboratory Press.

コード番号品名容量価格(\)
341-07842Agarose 90025g4,000
343-07841100g11,000
344-07832Agarose 150025g4,000
346-07831100g11,000
340-07851Agarose LM20010g8,000
346-0785350g29,000