新製品
超高感度酸化発色試薬 |
TPM-PS
酵素的測定法は生体内微量成分の分析の他、環境物質の測定等においても重要な測定法です。この測定法では過酸化水素が重要な反応生成物であり、過酸化水素を高感度に検出することができれば、より微量の成分分析も可能となります。
弊社でも過酸化水素を検出する目的で、各種新トリンダー試薬を市販しています。しかしいずれのものも過酸化水素換算でのモル吸光係数(H2021モル濃度に対する吸光度)が2×104〜3×104程度でなので、測定できる過酸化水素はμMオーダーです。
TPM-PSは新トリンダー試薬の5〜10倍程度の発色感度を持つため、従来吸光光度法では測定できなかった成分に対しても、簡便な比色分析が可能となります。
【性状】
白色〜淡青色粉末で、水に100mM以上の濃度で溶解します。
【性質】
PODの存在下、過酸化水素により酸化され、過酸化水素換算でのモル吸光係数が16.6×104の青色色素(591nm)を生じます。また、高い水溶性を持ち、水に100mM以上の濃度で溶解します。下図に発色スペクトルをTOOS-4-AA系と比較して示します。
発色方法:
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