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自己組織化単分子膜作製試薬

 アルカンチオールやジスルフィド類が金属基板上で形成する自己組織化単分子膜(Self-Assembled Monolayers : SAMs)は光スイッチング・光電池などの薄膜光学材料、超微細フォトレジストなどのパターン化材料、つや出し・濡れ性などの表面改質といった機能性材料分野から、マイクロアレイ、化学修飾電極、QCMやSPR等を用いたバイオセンサーなどの分野で広く応用されています。
 小社では様々な特性を有するアルカンチオールやジスルフィド類を販売しており、現在は下記のような新規化合物を開発中です。ご興味のある方は小社まで御問合せ下さい。

○オリゴエチレングリコール含有長鎖アルキルチオール類

オリゴエチレングリコール含有長鎖アルキルチオール類の図

 オリゴエチレングリコールを有するSAMsは非特異吸着を抑えることができることから、SPRやQCM等のバイオセンサーで汎用 されています。上記のオリゴエチレングリコール含有長鎖アルキルチオール類は既存のものよりも長いアルキル鎖(C16)を有しており、より安定なSAMsが作成されると期待されます。

○フッ化炭素鎖末端アルキルジスルフィド類

フッ化炭素鎖末端アルキルジスルフィド類の図

 フッ化炭素鎖末端を有するSAMsは、高い撥水性を持ち、化学的に安定な表面を形成することが期待されます。フッ化炭素鎖自体はvan der waals力が弱く、自己組織化能が低いと考えられる ことから、上記のフッ化炭素鎖末端アルキルジスルフィド類には安定なSAMsを形成するよう長鎖アルキル基(C11、C16)を導入しています。また、チオール化合物は臭気が強く、液体〜ワックス状で扱い難いことから、無臭の固体で取扱の容易なジスルフィド化合物としています。

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