新製品紹介


遺伝子導入試薬 HilyMax

 HilyMax(ハイリーマックス)は、新規に開発したカチオン性 リポソームを利用した導入試薬です。多岐にわたる動物細胞へプ ラスミドDNAを高効率に導入することができます。またsiRNA 用導入試薬としても使用可能です。培地中の血清の影響を殆ど受 けないため、遺伝子導入時の面倒な培地交換をする必要がありま せん。 HilyMaxは、化学合成品のため、遺伝子導入時に影響を及 ぼす可能性のある生物由来成分は含まれていません。

<特長>
・ 多岐にわたる細胞へDNAを高効率に導入
・ 血清を含む培地での導入が可能
・ コストパフォーマンスに優れた純国産導入試薬

*サンプルをご用意しております。 お近くの代理店もしくは下記アドレスよりお申し込みください。 http://www.dojindo.co.jp/whatsnewsj/newpro/hilymax/hilymax-sample.html

HilyMax導入例

CHO細胞 HEK293細胞 HeLa細胞
CHO細胞の画像 HEK293細胞の画像 HeLa細胞の画像
A549細胞 NIH3T3細胞  
A549細胞の画像 NIH3T3細胞の画像  各培養細胞を遺伝子導入前日に24-wellプレートに播種。 hsGFP遺伝子発現ベクターを80% confluenceの各培養細胞へ血清存在下で遺伝子導入を行い、24時間後に 蛍光顕微鏡で観察した。

他社品との比較例1

HilyMaxと汎用されている市販品でのプラスミドDNA導入率比較

HilyMaxと汎用されている市販品でのプラスミドDNA導入率比較表

他社品との比較例2.

ウェスタンブロット法による発現タンパクの確認

ウェスタンブロット法による発現タンパクの確認画像 1:HilyMax
2:R社導入試薬1
3:R社導入試薬2
4:I社導入試薬
5:Non-transfected

6-wellプレートにて細胞密度70% confluent のHEK293細胞に対し、HilyMax及び市販導入試薬を用いてHerpes virus protein cDNA発現プラスミド(pcDNA3由来) 0.5μgを血清存在下でトランスフェクションし、48時間後にウェスタンブロット法により目的タン パクの発現を確認した。
(データ提供:鹿児島大学大学院医歯学総合研究科附属難治ウイルス病態制御研究センター 分子ウイルス感染研究分野 草野秀一先生)

他社品との比較例3.

各細胞におけるHilyMaxと汎用されている市販品とのLuciferase 活性の比較

遺伝子導入前日に24-wellプレートに播種し、80% confluenceになった各培養細胞へpGL3 control vectorを血清存在下でトランスフェクションした。導入時は、DNA 1μg、導入試薬 2−4μlにて複合体を調製し各培養細胞へと添加、24時間後にLu ciferase活性を測定した。

CHO細胞 NIH3T3細胞
CHO細胞のグラフ NIH3T3細胞のグラフ
HEK293細胞 HeLa細胞
HEK293細胞のグラフ HeLa細胞のグラフ

導入手順

・ ワンチューブによるシンプルプロトコール

・ 遺伝子導入前の培地交換が不要
導入手順イラスト

他社品との比較例4.
初代培養細胞(COV)への遺伝子導入 血球系細胞(DT40)への遺伝子導入
初代培養細胞(COV)への遺伝子導入のグラフ 血球系細胞(DT40)への遺伝子導入のグラフ

COV(ニワトリ卵巣由来)細胞およびDT40(ニワトリB細胞由来)細胞に pGL3 vectorを血清存在下でトランスフェクションし、 24時間後にLuciferase活性を測定した。
(データ提供:就実大学薬学部 生物薬学科  分子細胞薬学ユニット 工藤季之先生)

他社品との比較例5.
Dual Luciferase遺伝子の導入
Dual Luciferase遺伝子の導入のグラフ
A549細胞に、MMTV/pGL2 basic vectorを血清存在下でトラン スフェクションし、18時間後にLuciferase活性を測定した。
(データ提供:熊本大学大学院医学薬学研究部 薬物活性学分野 礒浜洋一郎先生)

他社品との比較例6.
siRNA導入によるEGFPノックダウン
siRNA導入によるEGFPノックダウンのグラフ
24-wellプレートにてEGFPを安定発現している CHO細胞に対し、HilyMaxを用いてGFP siRNAを血清存在下でトランスフェクションした。24時間後にフローサイトメトリーにて EGFPのノックダウン率を測定した。
(データ提供:福岡県工業技術センター 生物食品研究所 楠本賢一先生)